ウィスコンシン大学の山之内准教授、群馬大学の横堀准教授らとの研究により、当社製のシグマ酸素水が癌細胞による低酸素誘導因子HIF-1αの発現を抑制することがマウス実験(in-vivo)にて示されました。
ヒト肺癌(EBC-1)細胞、ヒト結腸癌(HCT116)細胞を移植したマウスに、
マウス群(A) :純水を飲ませる
マウス群(B) :純水を飲ませて、放射線を照射
マウス群(C) :シグマ酸素水を飲ませる
マウス群(D) :シグマ酸素水を飲ませて、放射線を照射
の4パターンの比較実験を行っています。
マウス群(A)におけるHIF-1αの発現量と比較して、シグマ酸素水を飲ませたマウス群(C)のHIF-1α発現量が3検体平均値で26%(EBC-1)・39%(HCT116)低く抑えられていました。HIF-1αの発現抑制については、マウス群(A)~(D)の中で(C)が最も高い効果が見られています。
そしてガン細胞の増殖がシグマ酸素水の経口摂取だけでも抑制されており、放射線照射との併用では最も抑制されることがわかりました。特にHCT116細胞(ヒト結腸癌細胞)に対しては顕著に増殖抑制が観察されています。
今回の実験は2018年の培養細胞実験から大きく前進しました。
① 経口摂取により消化器官から酸素ナノバブルが吸収されていること。
② HIF-1αの発現抑制効果があること
をマウスレベルで実証できたことはとても意義があると考えております。
私たちは、ウィスコンシン大学・群馬大学の研究チームと更なる追加研究を実施して参ります。
【出典】Int J Oncol. 2018 Mar; 52(3): 679-686.
ウィスコンシン大学の山之内准教授、群馬大学の横堀准教授らの研究により、当社製のシグマ酸素水が癌細胞による低酸素誘導因子HIF-1αの発現を抑制することが培養細胞実験(in-vitro)にて示されました。
Development of single nanometer-sized ultrafine oxygen bubbles to overcome the hypoxia-induced resistance to radiation therapy via the suppression of hypoxia-inducible factor-1α (低酸素誘導因子-1αの抑制を介する放射線治療に対する低酸素誘導性の抵抗性を克服する10nm未満の超微細酸素バブルの開発)
Int J Oncol. 2018 Mar; 52(3): 679-686.
低酸素・低栄養状態になった血管から離れた場所にある癌細胞は低酸素誘導性因子-1(HIF-1)を活性化させて低酸素状態に適応しようとします。そしてその癌細胞はより転移性が高まった状態になることが明らかになっています。
酸素を消費しない解糖代謝により癌細胞はさらに酸性化が進み、これが血管生成を増長させることで癌細胞みずからの転移・増殖を促進させ、逆に免疫細胞からの治癒を阻害することになります。実際に、低酸素状態の癌組織が放射線治療や抗がん剤治療の効果を弱めることが上述の医学論文にて報告されています。
現在も上記研究グループによって当社製シグマ酸素水による癌治療への応用の可能性について、さらに研究が進められています。
癌治療だけでなく、低酸素状態により誘発される疾患に対するシグマ酸素水の有効性について幅広い研究が期待されています。
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