弊社保有の特許第5555892号を用いて生成された、シングルナノカプセル水です。水撃法と名付けられた当社独自の製造方法を用い、気体を含んだ水に超高圧をかけることでその気体を10nm未満のサイズまで極小化することが可能になりました。
清涼飲料水として、酸素ガスを極小バブル化したシングルナノカプセル水を『シグマ酸素水』、オゾンガスを極小バブル化したシングルナノカプセル水を『シグマオゾン水』として販売しております。
清涼飲料水としてだけでなく、栄養ドリンクや化粧水のベース原料として、また、医薬/バイオ向けとしては様々な細胞・抗体・ウイルス・菌類の培養地として活用の検討が進んでいます。
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水中の気泡の粒径・数量を計測するには動的光散乱法と呼ばれる方法が一般的ですが、この方法では10nm以下の極小サイズの水中の気泡を計測することはできません。10nm以下になると粒子のブラウン運動(水中を揺動する運動)が激しくなるためと言われています。
ところが、大阪大学のクライオ透過型電子顕微鏡を用い、氷埋法と呼ばれる方法でブラウン運動を強制的に拘束する工夫を行うことで、平均7nmの気泡が水1mlあたり約80京個(1京個=10の16乗個)も存在することが世界で初めて(2014年当時)観察されました。これは画期的な発見でした。
その後2017年には、更に製造方法の改良により平均粒径2~3nmの気泡が水1mlあたり約200京個(1京個=10の16乗個)も存在することが同じ分析方法にて観察されました。
クライオ透過型電子顕微鏡による当社製
酸素シングルナノカプセルの観察結果(2014年)
*1 当社調べ(2021年時点)
炭酸飲料やビール、シャンパンをコップに注ぐと、コップの内側に小さな気泡が張り付き、しばらくすると水面に上昇して消滅します。人の目に見えるサイズの気泡は水中を上昇して消滅するのが普通の現象です。
気泡の大きさが100マイクロメートル程度以下になると、気泡の周囲にある水分子同士に働く分子間力の支配力が大きくなり気泡はその分子間力に負けて圧縮され小さくなっていきます。気泡の中の気体は圧縮されて高圧になると水中に溶解して消滅するか、水中を上昇して消滅します。
そして気泡のサイズが100ナノメートル程度以下になると、気泡の浮力(上昇しようとする力)よりも水分子の分子間力が強くなり、気泡は水面に上昇することなく水中に留まるようになります。またナノバブルの外周はマイナスイオン化しており、気泡同士はマイナス電荷同士で反発し合うため合体して大きくなりません。
当社製造のシングルナノカプセルは約2年(690日)経過しても水中に維持されていることが、大阪大学のクライオ透過型電子顕微鏡にて証明されております。(図)
当社は、気体を含んだ水を超高圧状態にすることで気体を圧縮し10nm未満まで極小サイズにする技術を保有しています。各国で特許出願、取得しております。
添加物等を一切用いず、水(H2O)分子同士が引き合う分子間力によって気体を閉じ込めています。その状態がまるで見えないカプセルに包まれているようであるため、私たちは「シングルナノカプセル水」と呼んでいます。
使用原料は水と気体だけであるため、体内摂取する用途や不純物を嫌う半導体洗浄用途などにもご使用頂くことが可能です。
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